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台風の名前

台風の名前



「台風の名前」




台風は日本において毎年発生する自然災害の一つで、その被害は大きなものになることが少なくありません。私たちはニュースで「台風〇号」や「台風○○(名前)」といった表現を耳にすることがありますが、その「名前」がどのように決められているのかご存知でしょうか?今回は「台風の名前」について、簡単でわかりやすく解説します。



台風に名前がつけられる理由

まず、なぜ台風に名前がつけられるのかについてです。台風に名前をつける理由は、いくつかあります。ひとつは情報を伝えやすくするためです。台風は毎年複数発生するため、それぞれに番号や名前をつけることで混同を防ぎ、正確な情報伝達ができるようになります。また、名前をつけることで、その台風に対する注意喚起がしやすくなり、被害を減らすことにもつながります。



台風の名前の決め方

台風の名前は、実は日本だけでなく、アジア全体で統一的に決められています。具体的には、北西太平洋や南シナ海で発生する台風の名前は、アジア各国が持ち寄った名前リストから順番に使われるのです。台風委員会という国際機関がその管理を担当しており、日本もこの委員会に加盟しています。


台風委員会とは?

台風委員会(Typhoon Committee)は、1956年に設立された国際機関で、主にアジア太平洋地域の台風に関する情報の共有や防災対策の協力を行っています。加盟国は14カ国で、日本、中国、韓国、フィリピン、ベトナムなどが含まれています。



台風の名前リスト

台風の名前リストには、各加盟国が提案した140個の名前が使われています。このリストは2000年から使用されており、リストにある名前は順番に使用され、全て使い切るとまた最初に戻ります。たとえば、日本が提案した名前には「コウノトリ(Kong-rey)」「ヤギ(Yagi)」などがあります。これらの名前は、その国に関連する動植物や伝説の人物、星座などが多く使われています。


名前の例

台風の名前リストには、ユニークで興味深い名前がたくさんあります。例えば、フィリピンが提案した「カイタック(Kai-tak)」はかつて香港にあった空港の名前から取られています。また、タイが提案した「マットモ(Matmo)」は動物の名前で、カンボジアの「サンバンサ(Sanba)」は伝説の巨人の名前です。日本の提案した名前には、動物の「ヤギ」や「クジラ(Kujira)」、星座の「ウサギ(Usagi)」などがあります。



名前が変わる場合もある

全ての台風が名前リスト通りに呼ばれるわけではありません。特に大きな被害をもたらした台風や、歴史に残るような台風の場合、その名前は使用されなくなることがあります。この場合、新しい名前がリストに追加され、再利用されないようになります。たとえば、2004年の台風「カトリーナ(Katrina)」はアメリカで大きな被害をもたらしたため、名前がリストから外されました。



台風の番号について

台風には名前がつけられる以外にも、日本では「台風〇号」といった番号が使われます。これは、日本の気象庁が独自に採用している方式で、毎年1月1日から台風が発生するごとに順番に番号をつけていきます。例えば、1月に発生した台風が「台風1号」、その次に発生した台風が「台風2号」という具合です。この方式も、日本国内での情報伝達を分かりやすくするために用いられています。



台風の名前と防災意識

台風に名前がつけられることで、その台風に対する関心が高まり、結果として防災意識が向上する効果もあります。台風の名前がニュースやSNSで頻繁に使われることにより、多くの人々が注意深く情報を追うようになります。そして、早めの避難や準備を促す効果も期待されています。




台風に名前がつけられる理由や、その名前がどのように決められているかについて解説してきました。台風の名前は、情報伝達を分かりやすくするためだけでなく、私たちの防災意識を高めるためにも重要な役割を果たしています。次回、ニュースで台風の名前を耳にしたときは、その背景にある意味を少し考えてみてくださいね。台風の季節には、しっかりと情報を確認し、安全に過ごすための準備を怠らないようにしましょう。




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