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精霊馬・精霊牛
お盆になると、きゅうりや茄子に割り箸などで足を付けた置物を見かけることがあると思います。
きゅうりの方が精霊馬(しょうりょううま)、茄子のほうが精霊牛(しょうりょううし)と呼ばれ、お盆にご先祖様をお迎えする時のご先祖様の乗り物と考えられています。
精霊馬は足の速い馬に見立てていますので、ご先祖様に早く家に帰ってきて欲しいという意味があり、
精霊牛は足の遅い牛に見立てていますので、お盆が終わればゆっくりとあの世へ帰って欲しいという意味や、
ご先祖様が精霊馬に乗り精霊牛にはお土産を積んで帰って欲しいという意味があるようです。
精霊馬・精霊牛はなぜきゅうりと茄子で作るかといえば、季節の野菜でお盆の時期に手に入りやすい野菜だったからと言われています。
お盆が終わり、お役目を終えた精霊馬、精霊牛は食べずにお塩をかけて清めてから白い紙や半紙に包んでから捨てるのが良いでしょう。