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豆知識
香典（こうでん）
香典とは故人様の霊前に供えるお花やお香に代わる金銭や物品などの贈与品のことで、かつてはお香を持参しお香を焚いて故人様を供養する習慣があったことから香典と呼ばれます。
しかし時代が経つにつれ、お香や食べ物などのやりとりがなくなりお通夜や葬儀に費用がかかるようになった現在では、喪家の急な出費を互いに助け合う相互扶助の意味からもお金を包むようになりました。
香典はいつ持参しても良いのですが、いちばん良いとされるのはお通夜でお通夜に出席できない時は告別式に持参します。香典は袱紗に包んで持参します。
香典を包む香典袋の表書きは
仏式の場合は「御霊前」「御香典」「お供」「御香料」
神式の場合は「御神前」「玉串料」「御榊料」「御神饌料」
キリスト教の場合は「御花料」「献花料」
等になります。
仏式の場合でよく見る「御仏前」の表書きは無事に成仏された四十九日の忌明け法要当日から使うもので、お通夜、告別式には使いません。
四十九日まではまだ仏様になっていないからです。
但し浄土真宗では亡くなればすぐに仏様になられるという考えからお通夜、告別式でも「御仏前」の表書きでも問題ございません。