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水鉢(みずばち)
水鉢(みずばち)
竿石(さおいし)の前に備えられている楕円形のくぼみ(水受け)がある石を水鉢(みずばち)といいます。
水鉢とはその名の通りお墓に埋葬されているご先祖様や故人様に水を供える為の器です。
仏教の教えではご先祖様の霊魂は食べ物の代わりに、お線香の香りと水が食べ物となります。
ですから水鉢の水受けに水を張ってご先祖様の霊に水を供えること、また常に新鮮な水が供えられていることが大変重要です。
また水受けに貼られている水はご先祖様の霊が降りて来られた時にその姿が水の表面に映し出されるとも言われておりその意味でも水は常に澄んでいる必要があります。
水受けに水を入れる際は柄杓(ひしゃく)を使います。
ペットボトル等の水を注ぐのはマナー違反です。
また水受けの一番上までなみなみと張ることが正しい作法です。