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お墓の継承に悩む方へ。「墓じまい」と「改葬」の基本知識
近年、少子高齢化やライフスタイルの変化に伴い、「お墓の継承」について悩まれる方が増えています。
「子どもに負担をかけたくない」「遠方でお墓参りに行けない」といったお悩みへの解決策として注目されているのが、「墓じまい」と「改葬(かいそう)」です。
この記事では、枚方紫峰霊苑で長年お墓のご相談を承ってきた専門的な視点から、それぞれの言葉の意味、手続きの流れ、費用の相場、そしてトラブルを防ぐための注意点について分かりやすく解説します。
「墓じまい」と「改葬」の違いとは?
この2つの言葉は混同されがちですが、厳密には意味が異なります。
| 用語 | 意味・目的 | 具体的な内容 |
| 墓じまい | 現在のお墓を撤去・解体し、更地にして墓地管理者に返還すること。 | お墓という「物理的な場所」を片付ける行為そのものを指します。 |
| 改葬 | ご遺骨を現在の場所から、新しいお墓や納骨堂などに移動させること。 | お墓の「お引越し」。法律(墓地、埋葬等に関する法律)に基づく行政手続きが必要です。 |
つまり、「墓じまい(お墓の片付け)」をした後には、必ず「改葬(ご遺骨の引っ越し・新しい供養)」がセットになるとお考えください。
墓じまい・改葬の手続きと流れ(5つのステップ)
ご遺骨を勝手に別の場所へ移すことは法律で禁じられています。必ず以下の手順に沿って手続きを進める必要があります。
ご親族での話し合い: 最も重要なステップです。後々のトラブルを防ぐため、関係するご親族全員の理解を得ましょう。
現在の墓地管理者(お寺・霊園)への相談: 墓じまいを希望する旨を伝え、「埋蔵証明書」を発行してもらいます。
新しい納骨先の決定: 新しい霊園や納骨堂を契約し、「受入証明書(または永代使用許可書)」を発行してもらいます。
自治体での行政手続き: 現在お墓がある市区町村の役場へ行き、上記2つの書類を提出して「改葬許可証」を発行してもらいます。
閉眼供養・お墓の撤去・新しい場所への納骨: 現在のお墓で魂抜きの法要(閉眼供養)を行い、ご遺骨を取り出します。その後、石材店がお墓を解体・更地にし、ご遺骨は新しい納骨先へ納めます。
費用の相場と主な内訳
墓じまいから新しい供養先を見つけるまでの総額は、一般的に50万円〜150万円程度が相場と言われています。
◯お墓の解体・撤去費用: 1㎡あたり10万円〜15万円程度(立地や石の量により変動)。
◯閉眼供養のお布施: 3万円〜5万円程度。
◯離壇料(寺院墓地の場合): これまでのお礼としてお渡しするお布施。相場は10万円〜20万円程度ですが、お寺との関係性によります。
◯新しい納骨先の費用: 永代供養墓(10万円〜)、樹木葬(30万円〜)、新しい一般墓(100万円〜)など、選ぶ供養の形によって大きく変動します。
墓じまい後の「新しい供養」の選択肢
お墓を片付けた後のご遺骨の行き先には、現代のニーズに合わせた様々な形があります。
◯永代供養墓: 霊園やお寺がご家族に代わって永代にわたり供養・管理をしてくれるお墓です。継承者が不要なため、近年最も選ばれています。
◯樹木葬: 墓標の代わりに樹木や花を植え、自然に還ることをコンセプトにしたお墓です。
◯納骨堂: 屋内にある遺骨を収蔵する施設です。天候に左右されずにお参りが可能です。
◯手元供養: ご遺骨の一部を小さな骨壺やペンダントに納め、ご自宅で供養する方法です。
トラブルを避けるための重要な注意点
◯親族間トラブルの防止: 「勝手にお墓を無くした」という親族間のトラブルが最も多く見受けられます。事前の丁寧な説明と合意形成が不可欠です。
◯お寺(菩提寺)への配慮: 寺院墓地の場合、これまでお世話になった感謝の気持ちを持って、早めに相談することが円滑に手続きを進めるコツです。
◯信頼できる石材店・霊園選び: 撤去費用が不明瞭であったり、後から高額な追加請求をされたりするケースもあります。複数の見積もりを取り、内訳をしっかり確認しましょう。
お墓の継承問題は、ご家族の歴史と未来に関わる大切な事柄です。
枚方紫峰霊苑では、現在のお墓の状況やご家族の構成に合わせた「最適な改葬・供養の形」を客観的な立場からアドバイスさせていただいております。樹木葬や永代供養墓など、現代のニーズに合わせたご提案も可能ですので、お一人で悩まずにぜひ一度ご相談ください。