お知らせ・ブログ・豆知識
メジロ:春を告げる可愛らしい鳥の魅力
メジロ:春を告げる可愛らしい鳥の魅力
⒈メジロとは?
基本情報
・学名:Zosterops japonicus
・分類:スズメ目メジロ科
・体長:約10〜12cm
・体重:10g前後
・寿命:野生では4〜5年程度
メジロは、体が小さく、全体的に黄緑色をしているのが特徴です。目の周りに白い輪があることから「目白(メジロ)」と呼ばれています。
⒉メジロの生態と習性
(1)生息地
メジロは日本全国に分布し、都市部の公園や庭園でも見られます。山地や森林、果樹園などにも生息し、特に花が多い場所を好みます。
(2)食性
・メジロは主に花の蜜を好んで食べます。特に桜や梅、ツバキなどの蜜を吸う姿がよく見られます。
・果実も食べるため、庭にミカンやリンゴを置くとメジロが訪れることがあります。
・昆虫も食べることがあり、特に繁殖期にはタンパク質を補うために捕食します。
(3)鳴き声
メジロのさえずりは非常に美しく、「チー、チー」と澄んだ声で鳴きます。春先には特に活発に鳴くため、「春告げ鳥」とも呼ばれることがあります。
(4)繁殖と巣作り
・メジロの繁殖期は4月〜7月。
・枝の分かれ目にコケや草を使ってお椀型の巣を作り、1回に2〜4個の卵を産みます。
・雛は約10日ほどで孵化し、親鳥が熱心に世話をします。
⒊メジロと日本文化
(1)俳句や和歌に登場
メジロは日本の文学にも登場し、特に春を象徴する鳥として詠まれることが多いです。
・例:「梅の花 咲くや春の メジロかな」
(2)メジロと桜の関係
メジロは桜の花の蜜を好むため、春には桜の枝にとまる姿をよく見かけます。花と鳥の美しい組み合わせは、日本の風景の象徴として親しまれています。
(3)江戸時代のメジロ遊び
江戸時代には、メジロを飼い、さえずりを競わせる「メジロ合わせ」という遊びが流行しました。しかし、現在ではメジロを捕獲・飼育することは法律で禁止されています。
⒋庭や公園でメジロを観察する方法
(1)餌付けのポイント
庭にメジロを呼ぶためには、以下のような工夫が効果的です。
・果物を用意:ミカンやリンゴを半分に切って置くと、メジロがやってくることがあります。
・花を植える:梅やツバキなど、蜜の多い花が咲く植物を庭に植える。
・静かな環境を作る:メジロは警戒心が強いため、人の気配が少ない場所に餌を置く。
(2)バードウォッチングのコツ
・朝方が狙い目:メジロは朝早くから活動するため、観察するなら朝の時間帯がベスト。
・双眼鏡を使う:小さい鳥なので、双眼鏡を使うと細かい羽の模様や行動がよく見える。
⒌メジロと保護活動
メジロは比較的個体数が安定している鳥ですが、都市開発や環境の変化により生息地が減少しつつあります。自然のバランスを守るため、以下のような取り組みが重要です。
・緑地の保全:公園や庭の緑を増やすことで、メジロの生息環境を守る。
・科学農薬の使用を減らす:花の蜜を吸うメジロに悪影響を与えないよう、農薬の使用を控える。
まとめ
メジロは春を告げる美しい鳥で、日本の文化や自然の中で重要な存在です。その愛らしい姿や鳴き声は、人々の心を和ませ、桜や梅との組み合わせは春の風物詩として楽しまれています。庭や公園で見かけたら、そっと観察してみるのも楽しいですね。
枚方紫峰霊苑では、サザンカの花にメジロが蜜を吸いにきてますよ!!
枚方紫峰霊苑
緑と自然豊かな
18,000区画の広大な敷地と格調を誇る公園墓地
大阪北部、枚方、寝屋川、京田辺、四條畷、大東、八幡でお墓をお探しの方は、
お気軽にご相談やご見学にお越しください!!
枚方紫峰霊苑
大阪府枚方市大字尊延寺2399番地6
TEL:072ー897ー2898